親の気持ちをわかってもらうための日常的な取り組み


親子の気持ちをお互いに伝わりやすくするためには日常的に
「本当の気持ちを伝えるコミュニケーション取り組みをすることが求められます。

親からみたら、子育ての悩みとして「親の心子知らず」になってしまい
どうしたら良いのかと悩むことは多いのではないでしょうか?

それは、子どもから見ても同じことが言えます。

自分の気持ちを大好きな親御さんにわかってもらいたい!だけど上手く言葉にならない!と
たくさんの本当の気持ちを飲み込んでいるのではないでしょうか?
そんな悲しいコミュニケーションではなく、暖かいコミュニケーションを持つためには
「本当の気持ちである第一感情を伝える」ことで解決へ近づくことが出来ます。

個育て 子育て 

1.面倒だけど楽になるコミュニケーション

第一感情を伝えるとは、いったいどういうことでしょう?

「第一感情」とは、人が誰かに対して、
怒ったり、脅したり、あおったり、けなしたり する前に湧き上がっている感情のことです。
これはコミュニケーションの土台です。

初めはとても面倒に思えるような丁寧さを感じるかもしれませんが
「第一感情」を常に伝え合うことで、後々の関係性が必ず円滑になっていきます。


2.あなたのためを思って!は自己肯定感を取り上げる

子どもとの関係において、親が
怒ったり、脅したり、あおったり、けなしたりという行動をとるのは
「私の気持ちをわかってない!」「わかってよ!」がヒートアップして
「あなたの為を思って言っているのに!」になり
さらにヒートアップしていくパターンではないでしょうか?

なぜ怒るのでしょう? なぜ脅しているのでしょう?
なぜあおっているのでしょう? なぜけなしているのでしょう?

なぜ?という自分の奥深くのココロにフォーカスすると 第一感情が見えてきます!
気持ちは「私が不安!」 「私が悲しい!」 「私が心配」 ではないでしょうか?

この気持ちを伝えるのに
なぜ 怒ったり、脅したり、あおったり、けなしたりするのでしょうか?
それで本当の気持ちが伝わるでしょうか?

残念ながら、子どもに伝わるのはこんなこと・・・
『自分はできない子なんだ』
『自分は計画が守れない子なんだ』
『自分は価値が無いんだ』
『自分は無能なんだ』

などと、本当に伝えたい気持ちが ネガティブに変換されて伝わってしまいます。

 ガ~~~~ン! (_;)

ですから、子どもにわかってもらうには
常に「第一感情」を伝え合う関係を作らなければなりません!


なぜネガティブに変換されてしまうのかは
潜在意識との関係が深いため 別の記事にて解説いたします。

3.本当に伝えるべき気持ちはこんな言葉

「何でできないの!」「何でやらないの!」「約束したでしょ!」ではなく
「ママは悲しい」「ママは心配」「ママは嬉しい」「ママは悔しい」

「頑張ればできるあなたが頑張らずに諦めている姿を見るのことは、ママはとても悲しい」
「クラスで一人だけ宿題が提出できずに、
先生に注意されて恥ずかしい想いをしてしまうのではないかとママは心配・・・」

気持ちをしっかり伝えるには、面倒かもしれないけれど
「分かってくれていると思っていた」という甘えは依存と捉え
長文になったとしてもしっかりと真意が伝わるように 言葉を紡いでいかなければなりません。

また、小さい頃からこの方法で会話をすることにより
自分の気持ちをしっかり表現できる子になります!
※これ!大人になっても絶対に必要なスキルです。

それを小さい頃から体験させてあげられるのは身近な保護者しかありません。

4.情緒の安定と基本的信頼の形成

ちなみに・・・ 我が次女ちゃんは、長女での反省も含め 小さい頃からこの会話です!
ですから、私が何かを言おうと 「ママはね・・・」というと 『はいはい!悲しいんでしょ!』
『はいはい!泣いちゃうくらい心配なんでしょ!』と言います(笑)

そんな時は 「ママの気持ちが伝わっていて嬉しい~」と伝えます♪

だからと言って「わかっているならやれよ!」ということとは断じて違います。

やるかやらないか?はあくまでも個人の選択に任せなくてはなりません。

こうしてまずは、親との本当の気持ちをキャッチボールできるようになり
感情を大切に扱うことを覚え、私は受け入れられているという体験を
小さい頃から積ませておく事は何よりの財産になります。

この取り組みは情緒を安定させ、自己肯定感を養うことに繋がります。

親子関係においては、こうした丁寧な取り組みの中で
基本的な信頼関係を築きあげていくことが
大人になった時に他者とのコミュニケーションにとても重要になります。
この事が、大人になった時に対人関係を円滑に築くための基盤ともなります。

5.基本的信頼がないまま大人になる弊害

かく言う私は子ども時代に、母から「何でできないの?」「どうしてそうなの!」と
ネガティブ発言をされたためか 「いつ見放されるか?」と不安だった印象が強いため
母との間に基本的信頼は そんなに築けていなかったのだろうと思います。

そのまま大人になるということは
まず自己肯定感は低く、ありのままの自分を愛することが苦手になります。

そこから出る弊害は、やりたくても自己否定感に包まれチャレンジができなかったり
何かの問題を抱えた時に、必要以上に自分を責めたりしてしまいます。

そして、常に親の求める自分でいることが処世術となっていたため
自分がわからずに、いつでも誰かの正解を求める心理的ジプシーになります。

「自分らしい判断」がないままに、人は人生を豊かに送る事ができるでしょうか?

大人になって自分探しに躍起になる人や
いつも誰かの意見に流される人などは 自己肯定感が低いためだと思われます。
現在の私は、大人になってから個の育て直しをして、人生を謳歌しております!

6.第一感情はそれ以上でも以下でもない

もう一つ!大事なことがあります!
「第一感情を伝えても、子どの反応がイマイチでズッコケました」 という方がおりますが
そこに潜む自分自身の目的を見つめなおして下さい。

「怒る・脅す・けなす・あおりたい」を隠して
ただ言葉を柔らかくしていただけではないでしょうか?
これを「外的コントロール」と呼びます。
これに関しては別記事にて説明してあります。

親が子どもの主体性をサポートするのではなく
「子どもを意のままにコントロールをしたい!」
「親の正しさの中に納めたい」。
この心持ちでは、どちらの言葉を選んでも同じ。
つまるところは、思い通りに行動しない子どもは ダメな子になっている訳ですから・・・
この辺りは「子育ての目的」を考えることで理解できると思います!

7.最後に

子育てでは、事細かなサポートが必要になります。
その中でも特に気をつけたいのは、人は自分の感情に責任を持ち
他人に解消してもらうような働きかけはやめるべきです。

それは、親子関係でも同じです。
親自身が、子どもの頃に出来なかったことを代わりにやらせたり
自分の今までの後悔をなくすために子どもに期待したり
そういうモノから離れたところで子育てをしていきましょう。

子育ては「個育て」です!

まずは、心の母子分離・父子分離を心がけましょう。
そのためには、自分自身の第一感情をしっかりと捉えることが何よりも大切です!

「あなたの子育ての目的は何ですか?」


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