スマートに学校の先生へ相談しよう(体験談)


個育てには、親だけでなく、周囲の大人の協力体制が不可欠!
その中でも一番の協力をお願いすべきところが
学校ではないでしょうか?

家にいるのと同じくらいに長い時間を過ごす場所であり
親と同じくらいにコミュニケーションをとれる先生がいます。

この子どもを含めた三角関係のバランスをしっかり意識して
心地良い関わり合いを通して、子どものサポートをすることを心掛けたいものです。

gakkou

■学校と親が対立関係にならないこと

まず大切なことが、【学校 対 親】という関係にしないことです。
どうもそうなりがちなのですが、そもそも学校も親も
子どもの成長をサポートしたい!という欲求に変わりありません。

立場の違いで、できることとできないことが少し違い
距離感の違いで、多少の手の出し方が違うだけで
本質的な部分では同じ思いを持って子どもを見ているはずです。

ですから、対立関係にならないように
信頼関係を築く必要があります。

そうなれば、必ず子どものためになるサポートの作戦会議が開かれます。
作戦会議についてはこちらを一度お読みください。

■楽譜も読めないのに伴奏を引き受けた長女!

長女が中学一年の際、こんなことがありました。

合唱コンクールで伴奏を引き受けてきた長女。
実は、ピアノを習ったことはありません!
楽譜も読めません。

しかし、長女は周囲の子に推薦され
本人も「弾けるよ!」と引き受けてきたのです!

■小学3年生の時の成功体験が…

これには、小学校3年生の頃の出来事が関係しています。

長女がある日「ピアノを習いたい」と言い出しました。
理由を聞くと「好きなアニメの曲を弾きたいから」でした。

そこで、私は、現実の説明として、
通常のシステムを話しました。
ピアノの習うと子どものバイエルから始まり
基礎を繰り返し練習し、その基礎を覚えるための課題曲を与えられ
週に1回くらいのレッスンに通うことになると伝えました。

アニメの曲がすぐに習えないのだとわかると
「じゃあ習いにいかなくていいや!」と言いました。

普通はここで会話が終わるかと思います。

しかしそれでは意味がありません!
むしろここからが本番です!

私は、もう一つの現実として、習わなくても弾けるかもしれない方法を話しました。
それは「音あて」いわゆる「耳コピ」です。

指使いなどは、弾いていくうちに自己流でも何とかできるかもしれないという思いもありました。

すると、「それ!教えて!!!」と満面の笑み。

そこから1日でメロディーは弾くことができました。
これはもしや?と思った私は、「伴奏の左手部分も聴こえるか?」と聞いたところ
「うん!聴こえると思う」というので
左手の部分のやり方を少し伝えて放っておきました!

さすがに苦労して「あ~もうヤダ!」なんて声も聞こえてはきましたが
1週間で両手で弾けるようになっていました。

■自信みなぎる長女

そんな経験からか、その後も自分の弾いてみたい曲を
耳コピ手コピ(ネットに投稿されている演奏映像の手の位置を真似る)
という独自の練習方法で弾けるようになっていきました。

それを学校の音楽室などで弾いていたため
同級生はみな長女はピアノを弾けるという認識になり
本人も、弾きたい曲を弾いているので「私はピアノ弾けます」となったわけです。

ある意味何も間違ってない(;^ω^)

もちろん、途中で自己流に限界を感じたら
すぐにピアノを習いに行かせてあげることはできると伝えてありましたが
本人は満足していたようで、習いたいとは言い出しませんでした。

■個育てを続けるためにした先生へのリクエスト

さて、中学校の初めての合唱コンクールでの
ピアノ伴奏を引き受けてきた事件ですが(笑)
親は動じてはなりません!

私の個育ての目的は「自主自律」ですので
本人が引き受けてきた責任をどう全うするか?をサポートすることしかできません。

その本人が自ら決めた責任の肩代わりをしてはいけません。
親の私が不安だからと、その責任を放棄して来い!なんて絶対に言ってはなりません。

※心のなかでは、「大丈夫かしら?みんなに迷惑にならないかしら?
当日恥をかかせることになったらどうしよう・・・」と不安でいっぱいでした。

 

そこで、長女には言わず学校の先生を訪ねました。
もちろん、目的はリクエストのためです。

リクエストを出す前に、現状を説明。
・ピアノは習ったことがない
・耳コピと手コピで弾く
・本人は弾けると思っている

先生は実に驚かれていました。
もちろん、先生の認識は
・ピアノを習っている
・だから弾ける

そこで、私の個育ての考え方や目的を話しました。
・自主自律
・できない理由探しではなく、どうしたらできるか?を考えられる子に育てたい

先生は大きく頷いて下さいました。

そして、ここからはリクエストをしました。
今までの傾向を加味して
・耳コピのために伴奏だけ収録されているものがあれば貸してほしい
・手コピのために、先生が伴奏してる手をビデオに撮らせてほしい

そして、もちろん、先生としての不安要素について想像しうることも伝えました。
・クラス単位のことなので、一人の個育てのために迷惑がかけられない

その上で先生に判断していただきたいと伝えました。

すると、しばらく考えた先生は
「わかりました!やってみましょう!幸い伴奏は点数には関係ないので大丈夫です!」と。

こうして、コンクール当日まで、学校(先生)と家庭で連携をとり
何とか、無事に当日を終えることができました。

20年間の音楽教師生活でこんなことは初めてだと喜んでくださいました。

■とは言っても舞台裏は…

余談ですが、家庭でのサポートは
涙あり涙ありのそれはそれは過酷なものでした(笑)

自分ではできると思っていたものの
案外難しい現実にぶち当たり、練習をさぼりたくなったりと・・・。
そこを何とかサポートして(主にメンタル面)
当日を迎えるまでに、心身ともにエネルギーを使いました(;^ω^)
なのに!親の心子知らずとはよく言ったもの・・・
中学校の3年間、伴奏を引き受け続けてくれた長女・・・

2年生のときは、曲も難しくなり、キーボードでのキーでは足りず
しかもそのことを本人から伝えられたのが本番2か月前の朝!
即、レンタルピアノを借りて、長女の部屋にセットし
帰宅後の長女に条件は揃えてあげられるけれど
練習するのは伴奏をすると決意した自分でしかない!と穏やかに話ました。
※内心穏やかではないですよ~(笑)

この3年間は親として存分に修業させられました!

■まとめ

学校と親は対立関係ではなく、協力体制で子どもをサポートする
親の不安は横に置き、子どもの自主性を信じてできることをサポートする

そのためには、子育ての目的をしっかり定義しておくことが必要です。

 

 


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